2024年1月28日日曜日

石川県での震災復旧支援セヴァ3-1(七尾市、志賀町)

OM SRI SAI RAM

令和6年能登半島地震により被災された皆さま、ご家族、ご関係者の皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。

1月21日(日)に行った能登半島での震災復旧支援セヴァについて、ご報告いたします。

今回のセヴァは、前回支援時の聞き取り調査の結果と、その後電話やネット等を活用し、避難所に再度、現在の状況と必要な支援物資を確認しました。また、その調査過程で、新たな地域へも伺うこととなりました。
このように再確認をするのは、被災地では昨日不足していたものが、今日や数日後には余るほど行政や他の支援団体から手に入ることがあったり、またその逆の現象も起こってくるためです。
そのため、私たちのセヴァさせていただく支援物資は、最新状況を把握したうえで用意して、可能な限り無駄とならないよう支援をすることにしています。

そして今回のセヴァでは、Amazonの「ほしい物リスト」というサービスを活用して、皆様に支援物資のご支援を募集し、集まったものを金沢グループ メンバーが、必要とする避難所等へ持っていくという方法を実施しました。

【1月21日の支援物資配布のご報告】
・訪問場所
七尾市:石崎小学校、能登島地区コミュニティセンター、田鶴浜地区コミュニティセンター、田鶴浜高校、中島地区地区長宅
志賀町:富来小学校、富来防災センター

結果として
①中島地区地区長宅は、断水中、また周囲の民家の在否が不明で個人では確認ができないため物資の受取りは難しい。

②能登島コミュニティセンター、田鶴浜コミュニティセンター、富来小学校、富来防災センターは物資が足りていた。

③田鶴浜高校、石崎小学校は物資が少ない。(特に田鶴浜高校は、七尾市からの物資があまり来ていない。)

※当団体は、支援するメンバー及び支援を募るメンバーの人数が小規模のため、支援できる範囲や量に限界があります。そのため、支援先をより緊急性のある場所、深刻度を考慮しながら的を絞って支援しています。上記で「物資が足りていた」と表記した避難所も、細かく見れば必要とされる物資はありますので、ご了承ください。

今回配布した支援物資の詳細は、こちらから確認できます。

今後の予定としては、
・富来小学校、能登島コミュニティセンター、田鶴浜コミュニティセンターへは随時連絡を取り、物資の不足を確認する。

・特に、切迫している七尾市の田鶴浜高校と石崎小学校へ支援物資の提供をする。

これから数日に分けて、上記の被災地で実施したセヴァについてご報告いたします。
本日は、志賀町でのセヴァのご報告です。

*****
1月21日(日)、志賀町に向かいました。
志賀町のコミュニティセンターなどの避難情報は、他の市と比べると情報が大変少ない為、「志賀町は救援物資が少ない」という情報のみで、スワミにお導きいただくことだけを祈りながら車を走らせました。
志賀町は最大震度7という被害を受けた町であり、志賀原子力発電所もある為、町へ行く際も安全上の問題をよく耳にしました。
輪島につながる海岸線の道路は、地割れだけでなく、土砂崩れ、津波が押し寄せた跡、海で隆起した岩など被害の凄まじさを目の当たりにし、ガーヤトリーマントラを唱え、スワミに祈るばかりでした。
志賀町でも特に被害が大きかった富来に行きましたが、ボランティアの車はほとんどなく、渋滞している七尾市とは全く違う状況で驚きました。

一番初めに富来防災センターにお届けに伺おうとしたのですが、自衛隊の待機場所となっており、物資も豊富で仮設トイレも数多く設置されていたため、他の避難所に向かいました。富来中学校に向かいましたが学校を開校する為、避難者は先ほどの防災センターに移動されたとの事でした。その後も他のコミュニティセンターを探しながら走っていました。
その時、富来小学校に物資が少ないという情報を知り、向かおうとした目の前に富来小学校の看板があり、大変驚きました。
小学校の周りの道路は崩落し進めず、正面道路もあちこちで地割れしており避難所となっている富来小学校でさえも、大きくひび割れ危険な状況でした。

84名の方が避難されており避難者の多くはご高齢の方々でした。校内は薄暗くひんやりとしており、あちこちで雨漏りがあり、仮設トイレも2か所のみと避難所の生活環境があまり良くないと感じました。
避難所のスタッフの方に支援物資を受け取っていただけるか確認したところ、「パン、おにぎり、カップ麺は市から届くそうですが、高齢の方には食べづらく余る為、お断りしている」との事でした。他にも持ってきていただいた物資の中にはお断りする物が結構あるので、確認させてくださいと言われ少し待っていました。
その後、避難所責任者の方が来られ、支援物資を確認すると、「この避難所には全て必要なものです」と言われた時、全てスワミに導いていただいたと実感し感謝しました。
全国の皆様より送っていただいた物資の中には梅粥があり、高齢の方や体調の悪い方でも食べて頂けると喜んでおられました。
またカイロやネックウォーマーなどの暖をとるものも特に喜んでいただきました。
どこの避難所でもご高齢の方が多く、雪の降る寒い地域ですので特に寒さを防ぐもの、体が温まる食べ物、心も温かくなっていただけるものが必要とされている、と強く感じています。

能登への道は数少なく、毎日の雨、雪、余震でなかなか復旧作業が進まず、断水も続き、人手が足りないのに災害ボランティアを受け入れられないという大変な状況が続いています。
少しでもお手伝いをさせていただけますようにとスワミに祈る日々です。

ジェイ サイラム

サティヤ サイババの御言葉です。
『正直でいること、愛すること、活動的であること、そして、真実と愛と他者への奉仕の手本でいることによって、私に奉仕しなさい。つまり、あなた自身に奉仕しなさい』
https://sathyasai.jp/discourses/discourses/d_19681001.html
サマスタ ローカー(ハ) スキノー バヴァントゥ
すべての世界のすべてのものが幸せになりますように
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SSSIOJ奉仕チーム
・お問い合わせ: saihelp「@マーク」sathyasai.or.jp

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