2017年10月15日日曜日

岩国広島グループの老人ホームセヴァ

OM SRI SAI RAM

本日の記事は、岩国広島グループからの心温まるセヴァの報告です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
【岩国広島グループ老人ホームセヴァ】

 私はスワミに信仰を持ち、スワミが奉仕活動を勧めておられたため、奉仕活動をするために20年前にグループに入りました。グループではナラヤナセヴァ、老人ホームセヴァを行っていました。参加してすぐに老人ホームセヴァの担当になりました。

 最初のセヴァの内容は、老人ホームに行って入所者の皆様とお話をして、交流を図るものでした。初めて施設に行きましたが、私はぎこちなく、ガチガチになりしゃべれませんでした。異国の国に降り立ったみたいでした。そのうち施設の指導員の指導のもと、レクリエーションとして運動会的な玉入れ遊び等もやりました。

 その様にして月日が経ったころ、喫茶タイムのお手伝いをしました。注文を聞いてコーヒー、ジュースとお菓子を配りました。配り終わって様子を見ていると、配ったお菓子に手をつけていない方が多くおられました。「どうして?」と思いました。その時初めて「お菓子のビニール袋が手で開けられないため」と気づき、袋を開けるお手伝いをしました。セヴァを続けて初めて、相手の立場に立って思いやるという気持ちが起きた瞬間でしたので、今でもはっきりと記憶にあります。

 セヴァの基本は “相手への思いやり” とスワミは言われています。それまで私は、自分の事しか考えない人生を送っていましたので、それはとてもインパクトのある体験でした。

 その後、指導員の方が異動されたので、それからは奉仕のマニュアル本に沿って、自分たちで考えてセヴァをしました。
 最初に考えたのは、歌を歌いながら体を動かして運動もするセヴァです。歌は「幸せなら手をたたこう」等です。そのうち風船バレーも取り入れました。施設の皆様と一緒になって、楽しいひと時を過ごすことができました。

 セヴァを続けているうちに世の中の動きが変わり、施設が「老人ホーム」から「特別養護老人ホーム」になりました。その為、施設は介護度が重度な方ばかりとなっていました。車椅子の必要な方ばかりで、話しかけても反応のない方もおられます。
 その頃からセヴァは1時間で、最初に風船バレーで体をほぐし、その後はみんなで歌を歌うメニューになっていました。施設では季節感がない事を考え、歌の前に季節の様子を示す絵を大きい紙に(たとえば夏は海水浴とか、トンボとかスイカとかの絵、秋には秋祭りとか、栗とかブドウとかの)絵を書いて、季節のお話しをしました。お話しの後は、やはり歌詞を大きな紙に書いて、その季節の唱歌を2、3曲歌いました。その後は元気が出る「三百六十五歩のマーチ」で元気を出して、入所者の皆様の青春時代または新婚時代の歌謡曲・唱歌(「青い山脈」「二人は若い」「リンゴの唄」「ふるさと」)を歌いました。

 セヴァで気を付けていたのは、どんな状況の方でも無視しないことです。たとえば「風船バレー」では、目も不自由な方には声をかけて、風船が分かるように風船を近づけます。手の不自由な方は指の先だけでも風船を返されます。ベッドに寝たまま参加される方もおられますが、風船を飛ばして渡すと指で返されます。機嫌の悪い方には、それなりに風船を渡します。元気ある方は風船を勢いよく飛ばされるので、みんなで楽しく笑います。

 歌の時には用意した軽いオモチャのマラカスを渡し、手を動かしながらリズムを取り、音を出し、楽しく歌います。その時は、目をつむって寝ておられるように見える方も、よく見ると、口を動かして歌っておられます。ベッドで横になっている方も口が動いています。唱歌は皆さん、歌詞をよく覚えておられ、貼り出した紙には1番までしか書いていないのに、3番の最後まで歌われることもあります。皆さん歌を歌うのが大好きです。
 一緒に楽しく1時間過ごした後は、マラカスを回収しながら、お一人お一人に話しかけます。涙を流される方もおられます。「若いころタイピストだったんよ」と楽しげに自慢される方もいます。こちらの都合でセヴァを休んだ時は「先月来なかったね」と優しく言われることもあります。

 ですが淋しい時もあります。皆さんのお年は90才前後です。元気いっぱいだった方が、だんだんと弱り、お話ししても反応がなくなり、またよく参加された方がお亡くなりになったのか、ポツリポツリと見かけなくなる事です。
 マザーテレサが「大都会では飢える人はいません。この世で一番みじめな事は、社会から見放されたと感じる事です」(ニューヨークでの食事の奉仕)と言われていましたが、ナラヤナさんも施設の方も同じ境遇のように思います。セヴァを20年続けてきて、人は繋がっていると感じられる事、思いやりが伝わる事がセヴァの目的のように感じました。

 スワミと共に仲間と共に、セヴァを続けてよかったと思いました。
スワミの御言葉です。
『社会は人々が集まってできています。社会においての、自発性と純粋な意図によって動機付けられた人間同士の協力が、セヴァ〔無私の奉仕〕の証(あかし)です。セヴァには根本的な特徴が2つあります。それは、相手を思いやる気持ちと、進んで犠牲を払うことです』
http://www.sathyasai.or.jp/mikotoba/discourses/d_19811119.html

サマスタ ローカー(ハ) スキノー バヴァントゥ
すべての世界のすべてのものが幸せになりますように
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2017年9月6日水曜日

九州北部豪雨による被災地セヴァ 2

OM SRI SAI RAM

7月に発生しました、九州北部豪雨により被災された皆さま、
ご家族、ご関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

奉仕部では、8月20日(日)に2回目の被災地復興セヴァを行ってきました。

今回は、福岡県朝倉市の災害ボランティアセンターへ男性3名で行ってきました。
http://asakuravc.jp/

発災から1ヶ月以上経ちましたが、まだまだ町の至る所で、災害の爪痕が見られる状況でした。
ボランティアセンターへ着くと、現地以外にも全国の行政やボランティアセンターから応援に駆けつけたスタッフの皆様が、ボランティアの人たちを温かく迎えていました。
入口付近では、熱中症対策の飲料やマスク、軍手、タオル等を無料で配布していたのには驚きました。これらの物品は、全国の企業や慈善団体、個人から送ってもらったものの様で、しっかりとしたサポート体制が作られているのは流石でした。
受付を済ませ、オリエンテーションを受けました。
参加者には意外にも女性も多く、小学生~おじさん、おばさんの年代にいたるまで幅広い世代の人たちが熱い思いをもって参加しているようでした。
10名で1グループに分けられ、私たちのグループは男性8名、女性2名。
九州地方以外にも、岡山や大阪からボランティアに来ている方もいました。また、息子を誘ったが断られて一人で来たというお母さんもおられました。

私たちのグループは杷木地区の被災者宅へ向かいました。
こちらのご自宅は、1階がすべて泥に埋まり、その泥をシャベルや重機を使ってかき出す作業をしました。また女性たちは主に2階にある不用品を持ち出したり、シャベルで泥を出したり等、役割分担を決めて、それぞれができる作業をできる範囲で行いました。
また、こちらのご自宅は家主が入院していた関係でボランティアが入ることができず、発災から1ヶ月以上経って、やっと今日から代理人の弁護士立会いの下、ボランティアが入っての作業ができることになったそうで、それぞれに色々な事情で、復興・復旧がゆっくりと進んでいるのだと分かりました。

私たちのグループがセヴァを行ったのは、こまめな休憩や昼食を挟みつつ約2時間30分という短い時間でした。
もしも、受付開始直後の9時に現地へ行ったとしても、セヴァ時間は長くても正味3時間30分~4時間以内に終わるように管理されているようでした。
それは、ボランティアの一人も熱中症等で体調を崩す人が出ないように、しっかりと管理しているからで、とても素晴らしいことと思います。
ちなみに、この日の最高気温は34度でしたので、配られた飲料と買ってきた飲料合わせて、皆2~3リットルくらい飲んでいました。

また、ボランティア用に地区の所々に簡易トイレも設置されていて、地域全体でボランティアを支えている温かな思いと気配りを至るところに感じました。

セヴァが終わり、ボランティアセンターへ戻ってくると、スタッフの皆様にまた明るい笑顔で迎えられ、神様の大きな愛の中でセヴァを捧げているように感じ、とても感謝した次第でした。

もしも、被災地でのセヴァに参加希望の方や、ご興味のある方は、奉仕部までご連絡ください。
次回は9/10(日)にセヴァへ行く予定です。

サティヤ サイ ババの御言葉です。
『人間にとって、土台とすべきものは総体の概念であり、個人主義ではありません。この世は誰も一人では生きられません。平安と幸福のうちに生きたいと願うなら、人は一体感を養わなければなりません。

サハ ナーヴァヴァトゥ サハ ナゥ ブナクトゥ
サハ ヴィールヤム カラヴァーヴァハィ


共に生きよう 共に奮闘しよう
喜びと和をもって共に成長しよう

(「ナーラーヤナ ウパニシャッド」の一節)

これがヴェーダの教えでした』
http://www.sathyasai.or.jp/mikotoba/discourses/d_19901225.html
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2017年8月13日日曜日

神戸での音楽コンサート セヴァ

OM SRI SAI RAM

本日の記事は、神戸センターからの心温まるセヴァ報告です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
オーム サイラム

毎年、神戸の障がい者施設 「愛生園」 で夏に音楽コンサート セヴァをしています。今年は7月16日に16回目となる音楽コンサートをしてきました。
初めにガネーシャ バジャン、今年はkanの「愛は勝つ」や「高校3年生」賛美歌、カントリーロードを歌いました。
施設のみなさんも共に歌ってくださいました。
青年部は、友人達とフラダンスを踊りました。
今年は「Pua Sakura 」という曲を踊りました。Puaはハワイ語で花、Sakuraは日本の代表する花、桜です。桜を平和と喩え、愛の花をあなたに捧げますといった歌詞の内容で、施設のみなさんにいつまでも元気でお過ごしくださいという気持ちを込めてみんなでPua Sakuraを踊りました。
施設の方々が一緒に手を真似してくれたり、喜んでくださいました。

最後は、盆踊りをみなさんで踊りました。
「来年もまた楽しみに待ってるで~」と笑顔で言ってくださいました。
参加してくださった友人、見にきてくれた友人たちも素晴らしい経験ができて幸せと言っていました。
今年もみなさんでセヴァができ、何より施設のみなさまが喜ぶ姿を見れて嬉しく思います。

みんな幸せになりますように

サイラム
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

サティヤ サイ ババの御言葉です。
『私はあなた方のために、じっくりと考えるべきメッセージを一つ残しましょう。それは、愛というメッセージです。愛は神、神は愛です。愛があるところには、確実に神がいます。もっともっと人を愛しなさい。もっともっと強く人を愛しなさい。その愛を奉仕に変えなさい。その奉仕を礼拝に変えなさい。それが最高の霊性修行です』

http://www.sathyasai.or.jp/mikotoba/discourses/d_19650326pm.html

 
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2017年7月25日火曜日

九州北部豪雨による現地の視察とセヴァ

OM SRI SAI RAM

7月に発生しました、九州北部豪雨により被災された皆さま、
ご家族、ご関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

奉仕部では、被災地域に該当する福岡センター世話人へ、定例活動に参加しているメンバーやご家族、地域の皆様は大丈夫かと問い合わせを行いました。

皆大丈夫とのことでしたが、以前定例活動に参加されていたKさんが被害の大きかった大分県日田市在住で、その方のご実家が家も畑もすべて浸水してしまったとのこと。
その為、23日(日)に九州のサイセンター・グループ有志メンバーで、日田市へ視察と復興セヴァ(奉仕)に行って参りました。

現地では、行政やボランティア団体等が復興作業に懸命に取り組んでいましたが、まだまだ公道の至る所に土砂崩れがあり、二車線が一車線になっている箇所もありました。
また、植林された杉が流され、川や山の下に大量に倒れていたり、流された車が逆さまのまま放置してあったり、大鶴駅付近の線路はいまだ土砂に埋もれた状態で、まだまだ復興の目途が立っていない状況でした。
今回、連絡のあった大鶴地区のご実家も2メートルほど浸水し、畑も泥に埋まってしまったそうで、豪雨の時は2階に避難して、何とか難を逃れたそうです。また、ボランティアと思われる人たちが床を撤去して、軒下の泥のかき出しを行っていました。
私たちは、Kさんの弟さんが地域復興のために立ち上げた、「鶴の恩返し」というボランティア団体に案内されて、近くの民家へ行きました。
そこも1メートル以上浸水していましたが、庭に流れてきた泥が隣家との境界に立つブロック塀を押して、隣家側に倒れそうになっていたため、ブロック塀を戻す前段階としての泥のかき出しセヴァを行ってきました。
Kさんのお子さんは、小学生の時にバルヴィカスに通っていたそうですが、今はもうりっぱな高校生に成長していて、暑さの中もうろうとなる私たちを尻目に、たくましく泥のかき出しセヴァを行ってくれました。
今回は、セヴァ中にかんかん照りの太陽を雲で覆い隠してくれたり、タイミングよくKさんがスイカを振舞ってくださり、疲れが癒されたり、とても元気な高校生のお子さんが共にセヴァしてくれたりと、随所にサイの愛の助けを感じ、本当に有り難く思いました。

また今後も、不定期に被災地の皆様と共に復興セヴァをババ様へ捧げていければと思います。

サティヤ サイ ババの御言葉です。
『どうして奉仕を通して自我が変容できるのか、と疑問に思うかも知れません。奉仕を愛で満たすことにより、その作業は神への礼拝へと変えることができるのです。仕事が神に捧げられるとき、それは礼拝へと神聖化されます。それにより自我のない奉仕活動になります。また成功に対する欲望や、失敗に対する恐れといった世俗的な煩悩から逃れることができます。奉仕の仕事に最善の努力を払ったとき、礼拝が完全に行われたことになるのです。その礼拝を受けとめて、あなたにとって最高と思えるものを与えるのは神なのです』
http://www.sathyasai.or.jp/seva/
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2017年3月14日火曜日

平成29年度ボランティア保険

OM SRI SAI RAM

ボランティア活動保険のご案内です。

SSIOJでは、皆様の帰依をセヴァ(奉仕)という形で、愛するスワミの蓮華の御足に捧げる様々な機会がございます。これから奉仕活動に参加される方々、もう既に活動されている方々へボランティア活動保険のご案内を致します。

<ボランティア活動保険の説明>
ボランティア活動保険とは

(1)ボランティア活動中の事故によりボランティア本人が怪我をした。

(2)ボランティアの方々がボランティア活動中、他人に対して損害を与えたことにより、損害賠償問題が生じた。

(1)、(2)の場合を補償する、任意加入の保険です。
※天災タイプでは、地震、噴火、津波によるケガも補償されます。

保険期間は平成29年4月1日0時(左記以降に加入した場合は加入日の翌日)から平成30年3月31日24時までの1年間です。
保険加入料金は350円〜710円まであり、加入するプランによって異なります。

詳細は以下のリンクをご参照ください。

※お申し込みは全国すべての市区町村に設置されている、「社会福祉協議会」へ行き個人や団体での加入ができます。

具体的に、お住まいの社会福祉協議会をPCやスマホで検索する場合は、
例えば、目黒区在住なら「目黒区社会福祉協議会」と検索すると所在地等の情報が出てきます。
福岡市在住なら「福岡市社会福祉協議会」で検索すればでてきます。

尚、既に「来年度分」を他団体や個人でボランティア活動保険に加入されている方は、別途加入されなくても大丈夫です。また、加入は任意であり、SSIOJで強制するものではありません。

補足資料として、以下に「留意事項」を掲載いたします。

http://www.shakyo.or.jp/saigai/pdf/20150515_01_v3.pdf

サマスタ ローカー(ハ) スキノー バヴァントゥ
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