OM SRI SAI RAM
大型台風により被災された皆さま、
ご関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。
【八王子市高尾町での台風19号災害復興支援セヴァのご報告】
2019年10月14日(月)八王子市高尾町での台風19号災害救援セヴァを行いました。
その日はサティヤ サイ多摩グループの記念祭の日で、前日に多摩グループより定例活動の会場である「浅川市民センター」近隣の町内会が冠水しているという知らせを受け、奉仕チームでは泥かき出しのお手伝いに行きました。
高尾の駅前の通りを曲がった途端に、歩道のタイルがはがれているのが見えました。
車のナビを確認すると、付近には立ち入り規制箇所が沢山あり、高速道路の出口も閉鎖中でした。
土砂が積もって、土ぼこりがたっている道路を見るにつけ、「川が氾濫したんだ。」と、被災地に来たことを突然実感し、緊張が走ります。
「浅川市民センター」に着き、その地域にお住いの帰依者より町内会長をご紹介いただき、町内会の方、大勢の社協ボランティアの方々と一緒に市民センターの隣の道に向かいました。
この町内では南浅川の氾濫で、7軒のお宅が床上浸水の被害を受けたということでした。
町内のゴミ集積場にはヒーターなどの家電や、浸水してしまった家の内外からの沢山の災害ゴミがありました。
前日と比べ、水は引いたということですが、粘土状の泥が道の脇に堆積していました。
その泥を地域にお住まいの方やボランティア総勢30人余りでかき出し、バケツやスチール一輪車に集めて、人海戦術で数十メートル離れた川まで捨てに行きます。
人数が多く、力持ちの男女が沢山いたため、泥は早いスピードでかき出すことができました。
ひたすら、バケツに集められては捨てに行くという作業を繰り返しました。
あるお宅では土砂が庭の植栽や、小石の上に沢山の土砂や木の枝が積もっていたので、先のとがったスコップでかき出し、木々は手でより分けて集めて、運ばねばなりませんでした。
しかも床上浸水しているので、畳を干し、床下からたらいで水をかき出してらっしゃいました。
その家の方は、外の土砂かき出しも一緒に手伝っておられました。
休憩中に隣の町内会長さんが仰っていたことですが、南浅川だけでなく、離れた場所を流れる、支流の川の水も溢れて、土砂を運んできたそうです。
「隣の町内会の作業が終わったから、こっちの町内会に手伝いに来た。自分のところが大丈夫だと、対岸の火事として知らんぷりする人もいるけど、すぐ駆けつけてくれる人もいる。この作業の上に、自分の仕事もあって大変だけど、放っておけないしね。」と微笑みながら仰っていました。
休憩を終えて戻ると、通りにはなぜか水が溢れ、くるぶしあたりまでの深さになっているところもありました。
「どうして水が来たのですか?」と尋ねると、浸水したお宅の床下からかき出したお水が、通りに溢れたということでした。
水をかき出していたのは、たった2軒ほどのお家だったのですが、大量の水が小川のように流れていました。
その後誰かがポンプを持ってきて、床下から汲み出し、排出作業を進めていました。
ある帰依者は排水がうまくいくよう、身をかがめて側溝の奥深くまで手を伸ばし、中の土砂をかき出していました。
軽トラックが2台来て、かき出した土を積んで運んでくれるようになると、作業がはかどり、土砂がなくなると、みんなで水をかき出しては捨て、お昼前までに付近の作業が一段落しました。
その地域に住んでいる帰依者の話しによると、町はお祭りでお神輿を担いだりするため結束していて、町内会長も「仲間は助けないと。」という心持ちの方なのだそうです。
地域住民の方々も、ボランティアも、終始協力的な雰囲気で、必要な声がけをしながら黙々と作業をしていました。
高尾山は関東有数の信仰の山です。
その麓に暮らす人々もまた、自然を畏怖し、高潔な思いの人々が助け合って暮らしている素晴らしい地域なのだと感じました。
サティヤ サイ ババの御言葉です。
『一体性、同朋意識、信愛は、どんな人間にも絶対に不可欠です。人々の間にこれらの神聖な性質を促進させるため、偉大な魂たちが、さまざまな宗教を成立させようと努めました。宗教は限定的な概念ではありません。宗教は、人間の人格を育て、正しく生きるための基本的指針を示すよう意図されています。宗教は、人の人間性を引き出し、人が人類同朋と和をもって生きることを可能にさせます。宗教は、個人と神との間の絆をもたらします。宗教は、この世の多様性の根底にある一体性を実証します』
http://www.sathyasai.or.jp/mikotoba/discourses/d_19901225.html
サマスタ ローカー(ハ) スキノー バヴァントゥ
すべての世界のすべてのものが幸せになりますように
────────────────────────────────
SSIOJ奉仕チーム
・お問い合わせ: saihelp@sathyasai.or.jp
・サイ セヴァ「助け愛の輪」メールマガジンへの登録
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ご関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。
【八王子市高尾町での台風19号災害復興支援セヴァのご報告】
2019年10月14日(月)八王子市高尾町での台風19号災害救援セヴァを行いました。
その日はサティヤ サイ多摩グループの記念祭の日で、前日に多摩グループより定例活動の会場である「浅川市民センター」近隣の町内会が冠水しているという知らせを受け、奉仕チームでは泥かき出しのお手伝いに行きました。
高尾の駅前の通りを曲がった途端に、歩道のタイルがはがれているのが見えました。
車のナビを確認すると、付近には立ち入り規制箇所が沢山あり、高速道路の出口も閉鎖中でした。
土砂が積もって、土ぼこりがたっている道路を見るにつけ、「川が氾濫したんだ。」と、被災地に来たことを突然実感し、緊張が走ります。
「浅川市民センター」に着き、その地域にお住いの帰依者より町内会長をご紹介いただき、町内会の方、大勢の社協ボランティアの方々と一緒に市民センターの隣の道に向かいました。
この町内では南浅川の氾濫で、7軒のお宅が床上浸水の被害を受けたということでした。
町内のゴミ集積場にはヒーターなどの家電や、浸水してしまった家の内外からの沢山の災害ゴミがありました。
前日と比べ、水は引いたということですが、粘土状の泥が道の脇に堆積していました。
その泥を地域にお住まいの方やボランティア総勢30人余りでかき出し、バケツやスチール一輪車に集めて、人海戦術で数十メートル離れた川まで捨てに行きます。
人数が多く、力持ちの男女が沢山いたため、泥は早いスピードでかき出すことができました。
ひたすら、バケツに集められては捨てに行くという作業を繰り返しました。
あるお宅では土砂が庭の植栽や、小石の上に沢山の土砂や木の枝が積もっていたので、先のとがったスコップでかき出し、木々は手でより分けて集めて、運ばねばなりませんでした。
しかも床上浸水しているので、畳を干し、床下からたらいで水をかき出してらっしゃいました。
その家の方は、外の土砂かき出しも一緒に手伝っておられました。
休憩中に隣の町内会長さんが仰っていたことですが、南浅川だけでなく、離れた場所を流れる、支流の川の水も溢れて、土砂を運んできたそうです。
「隣の町内会の作業が終わったから、こっちの町内会に手伝いに来た。自分のところが大丈夫だと、対岸の火事として知らんぷりする人もいるけど、すぐ駆けつけてくれる人もいる。この作業の上に、自分の仕事もあって大変だけど、放っておけないしね。」と微笑みながら仰っていました。
休憩を終えて戻ると、通りにはなぜか水が溢れ、くるぶしあたりまでの深さになっているところもありました。
「どうして水が来たのですか?」と尋ねると、浸水したお宅の床下からかき出したお水が、通りに溢れたということでした。
水をかき出していたのは、たった2軒ほどのお家だったのですが、大量の水が小川のように流れていました。
その後誰かがポンプを持ってきて、床下から汲み出し、排出作業を進めていました。
ある帰依者は排水がうまくいくよう、身をかがめて側溝の奥深くまで手を伸ばし、中の土砂をかき出していました。
軽トラックが2台来て、かき出した土を積んで運んでくれるようになると、作業がはかどり、土砂がなくなると、みんなで水をかき出しては捨て、お昼前までに付近の作業が一段落しました。
その地域に住んでいる帰依者の話しによると、町はお祭りでお神輿を担いだりするため結束していて、町内会長も「仲間は助けないと。」という心持ちの方なのだそうです。
地域住民の方々も、ボランティアも、終始協力的な雰囲気で、必要な声がけをしながら黙々と作業をしていました。
高尾山は関東有数の信仰の山です。
その麓に暮らす人々もまた、自然を畏怖し、高潔な思いの人々が助け合って暮らしている素晴らしい地域なのだと感じました。
サティヤ サイ ババの御言葉です。
『一体性、同朋意識、信愛は、どんな人間にも絶対に不可欠です。人々の間にこれらの神聖な性質を促進させるため、偉大な魂たちが、さまざまな宗教を成立させようと努めました。宗教は限定的な概念ではありません。宗教は、人間の人格を育て、正しく生きるための基本的指針を示すよう意図されています。宗教は、人の人間性を引き出し、人が人類同朋と和をもって生きることを可能にさせます。宗教は、個人と神との間の絆をもたらします。宗教は、この世の多様性の根底にある一体性を実証します』
http://www.sathyasai.or.jp/mikotoba/discourses/d_19901225.html
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