2018年9月26日水曜日

被災地でのボランティア支援事業&全国ボランティア情報

OM SRI SAI RAM

全国各地の災害により被災された皆さま、
ご関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

今年は全国的な災害が続いていますが、遠方の被災地への交通費や宿泊費は、ボランティアへ行こうとする際の重い足枷となっていました。その様な状況を鑑みてか、国が被災地でのボランティア宿泊支援事業を始めました。


この支援事業「13府県ふっこう周遊割」は、旅行者が対象となる2府県以上をまたぐ、もしくは同一府県における合計2泊以上の連続した宿泊に対して支援金が交付されるものと、ボランティア活動に参加する方が対象府県において行った2泊以上の連続した宿泊に対して支援金が交付されるというものです。


そのうち、今回はボランティアの支援事業情報をご紹介します。

【一人1泊あたり最大6,000円を返金】
岡山県(連続2泊以上~宿泊上限なし)
※ボランティア活動日を含む一連の行程のうち、活動が伴わない宿泊についても、延べ5泊/人を上限に支援
広島県(連続2泊以上~宿泊上限なし)
※ボランティア活動日を含む一連の行程のうち、活動が伴わない宿泊についても、延べ5泊/人を上限に支援
愛媛県(連続2泊以上~5泊まで)

【一人1泊あたり最大4,000円を返金】
福岡県(連続2泊以上~5泊まで)

※例えば、岡山県で宿泊費1泊6,000円のホテル・旅館に4連泊した場合、24,000円が後日ボランティアの口座へ振り込まれます。
※利用期間は、平成30年8月31日から平成30年11月30日宿泊分までで、必要書類提出後に、口座に宿泊費が返金される仕組みです。ただし、それ以前に各県の予算が上限に達した場合は、その時点で終了となるため、お早めに活用されることをお奨めします。
※詳細は上記青文字の各県をクリックしてご確認ください。

○●高速道路の無料措置について●○

☆★全国ボランティア情報★☆
全国各地でのボランティア受付情報の最新情報や、参加される際の注意点等が書かれたサイトをご紹介します。



被災地へセヴァ(ボランティア)へ行かれる予定の方は、事前に奉仕部へご一報いただければ幸いです。
また、セヴァされた先で、物資支援が必要な場所を見つけた場合、その内容や場所、連絡先情報とともに奉仕部までご連絡ください。
速やかに支援検討させていただきます。

サティヤ サイ ババの御言葉です。
『アヴァター(神の化身)の使命は人類の心に変容をもたらすことです。皆さんは一つの事実に気づくことができなければなりません。人類の世界規模の変容はすでに始まっています。短期間のうちに、すべての人間社会が一体となり、次のヴェーダの祈りの中で尊ばれている理想に沿って、平安と一体性のうちに生きていることに気づくことでしょう。

共に生きよう、共に成長しよう
共に知性を育もう
互いに仲良く暮らそう

〔サハ ナーヴァヴァトゥ、サハ ナゥ ブナクトゥ
サハ ヴィールヤム カラヴァーヴァハィ
テージャスヴィナーヴァディータマストゥ マー ヴィッドヴィシャーヴァハィー〕』
サマスタ ローカー(ハ) スキノー バヴァントゥ
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2018年9月21日金曜日

西日本豪雨被災地でのセヴァ 7(広島県呉市)

OM SRI SAI RAM

全国各地の災害により被災された皆さま、
ご関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

本日は、2回目となる福岡グループのメンバーによる、西日本豪雨被災地でのセヴァ(奉仕)報告を掲載させていただきます。


9月18日(火)に、前回伺った呉市安浦町に再びセヴァに行きました。
いまだにネット上で人が足りませんと書いてあったからです。

ボランティアセンターの受付を済ませ、高速道路の減免手続きに役場に伺ったら、入り口に罹災証明書手続きの案内があり、被災地であることを示していました。
今回のセヴァは少し変わったセヴァで、今回の災害が広範囲でボランティアや市の職員の人手が足りないということで、2か月たった今でもほとんど手つかずに残っているお宅を訪問して、大まかな段取りを考えるということでした。

災害ボランティアの経験が何度かあるという、僕を含めて3人のチームで伺いました。

お一人は東広島市にお住いの方で、定年退職したので週の半分くらいはボランティア活動をしていると仰っていました。もう一人の方は福井県から来られていて、やはり定年退職しているのでこちらのお寺に泊まり込んで2か月になると言われていました。

伺ったお宅はボランティアセンターから車で5分もかからないところで、瀬戸内海を望む山の斜面にあるお宅でした。まだ暑い中でしたが瀬戸内海からの涼しい風が吹き、夏でもあまりクーラーをつけることが少なく、冬も暖かいところだと家主の方が言われていました。

家の前の道路と裏手の小川は補修してありましたが、車はがれきに埋まったままで、家の中はほとんど手付かずの状態でした。
78歳になられるご主人からお話を伺いましたが、
7月7日の朝5時くらいに2階で就寝していたら、家が揺れるのを感じて1階で休まれていた奥様の叫び声が聞こえたので階下に降りてみると、家の中は土砂で埋まり柱を残して壁もなくなっていて、奥様の姿が見当たらなかったそうです。お家の壁ごと流されたのだと分かったそうです。
土砂に埋もれた奥様の体を掘り出してあげようと思って観念して探していたところ、3時間ほどして300メートルほど下に下ったところで、骨折はしていましたが生きている奥様を見つけられたそうです。

家の周りの瓦礫は重機でないと取り除けないので、次に重機が来たときにすぐ作業に入れるよう、2階にあった衣服などを段ボールに詰めて庭にあるコンテナに移動させました。
「タンスはどうしましょう?」とお聞きしたら、「入院している妻がお嫁に来た時のタンスだから捨てないでほしいと言われている」とおっしゃいました。

「結婚して52年、お家を建てて40年になるけど泣きたくなるよ」という言葉が胸に刺さりました。

セヴァに行くと、つい作業になってしまいがちなのですが、写真1枚、靴1足にも思い出が詰まっているのを感じました。

片づけをしていたら、ご主人が台所に流されずに残っていたコーヒーを入れてくれました。セヴァに行って入れたてのコーヒーを頂いたのは初めての経験でした。
帰り際にご主人の手を握って、お体に気をつけてと申し上げて帰ろうとしたら、僕の手を離さず、何度も握られました。少しは気持ちに寄り添えたのかなと思った瞬間でした。

スワミにセヴァの機会をいただいたことに感謝です。

サティヤ サイ ババの御言葉です。
『愛は神聖な性質です。愛は甘露のようなものです。神の愛の不滅の甘さを味わった人は、他に世の中のものは何一つ望まなくなります。人生は、絶え間ない愛の発露とならなければなりません。今、愛は、抑制された、利己的な方法で表されています。愛は社会への奉仕という形で表される必要があります。愛は、他の人々に捧げ、他の人々と分かち合わなければなりません。そうすることで、愛は互恵的な、絶えず拡大していく体験となるのです』
※全国各地で災害が相次いだことにより、北海道地震や台風21号による復興ボランティアも新たに募集されています。
詳細は全社協のサイトをご確認ください。

また、名古屋に近い豪雨災害のあった岐阜県関市では、上記サイトにはボランティア募集終了と掲載されていますが、実際はまだ募集されていることが分かりましたので、合わせてお知らせいたします。

関市社会福祉協議会のサイトのインフォメーション欄「9月の床下復旧支援ボランティア募集について」をご確認ください。

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2018年9月8日土曜日

【保存版】災害時に役立つ情報まとめ

OM SRI SAI RAM

台風二十一号、及び北海道地震で被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
台風二十一号の影響で、または北海道ではいまだ停電が続いている地域もあり、不便な思いをして過ごしていらっしゃる方もいると思います。
また、西日本豪雨の影響で大変な思いをしていらっしゃる方もおいでだと思います。
一日も早い復旧をお祈りするとともに、災害時に役立つ情報をまとめましたのでご活用ください。


【ライフライン・交通・災害についてのニュースなど必要情報をまとめて見られるサイト】

朝日新聞デジタル「災害INFO」
地震・ライフライン情報まとめ(最新のNHKニュースを見られます)
地震・ライフライン情報まとめテキスト版
・電気・停電の状況と見通し
・「通電火災」「ローソク火災」に注意を
・充電できる場所
・スマホの節電方法
・無料Wi-Fi
・公衆電話が無料に
・断水の状況
・銀行、AMT
・ガソリン
・コンビニ・小売り
・病院
・学校
・道路・交通情報
・避難所
・車中で過ごす方へ
・防犯
・余震・土砂災害への注意
・ごみ収集
・物流
・障害のある人への支援
・デマに注意
・外国語での対応(for foreigners)


通信・ネット
・スマホの電池消費を抑えるには、画面を暗くし機内モードなどを活用
・安否確認は「171」 ダイヤル版とweb版がある


電気・ガス・水
・サラダ油でランプがつくれる 停電時の光源に
・1人が1日に必要な水分は3リットル
・水道水は密閉容器に入れ、直射日光を避ければ3日程度は安全


災害情報マップ】Googleクライシスレスポンス

サティヤ サイ ババの御言葉です。
『他の人が苦しんでいるときに奉仕を行なうことで、あなたが感じる苦悩からあなたを救うことになります。また奉仕はヴィジョンと自覚を広め、思いやりの心を深めます。全ての波は同じ海の上にあり、同じ海から来ており、同じ海なのです。奉仕は、この知識を堅く信じることをあなたに教えます』
(Sathya Sai Speaks. Volume VII, page 264)

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2018年9月4日火曜日

西日本豪雨被災地でのセヴァ 6(広島県呉市)

OM SRI SAI RAM

西日本豪雨災害により被災された皆さま、
ご関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

本日は、福岡グループのメンバーによる、豪雨被災地でのセヴァ報告を掲載させていただきます。

9月2日(日)
呉市安浦町での災害セヴァに1人で参加しました。
安浦町に伺ったのは、他地域に比べて報道される回数が少なかったせいでボランティアの人数が足りないと聞いていたからです。

午前中の現場はボランティアセンターから車で15分くらいかかる山の中の集落のお宅でした。庭に流れ込んだ土砂をスコップなどを使ってかき出し、一輪車で運び出す作業でした。7人のチームで作業をしたのですが、休みを利用して参加された自衛隊の方、熊本地震で家が全壊した時に全国のボランティアの方に手伝ってもらった恩返しに来たという女性、呉市で就職活動をしていたが災害が起こって1か月ほどそのまま滞在してボランティア活動を続けている方など様々でした。

お昼ご飯は別のお宅のスペースでいただいたのですが、そこの方からお話を伺うことができました。
その方は、7月6日の大雨の時に県外にいるお子さんから心配して電話がかかってきたそうで、別棟の2階に避難したほうがいいと言われて避難した5分後に、母屋に土砂が流れ込んできたそうです。
命拾いしたと言われていました。
その集落では数人が亡くなられて、家も3軒ほど流されたそうです。今は仮設に住んでいるけど、家も全壊して住めないし、これからが心配だと言われていました。
ただ1つ良かったことは犬を飼っていたのですが、
死んでるだろうから掘り起こしてあげようと1週間後に家に戻ったら、生きていたそうです。
かなりの老犬ですが、僕が頭をなでなでするとうれしそうに尻尾を振りました。
午後は別のお宅の田んぼの水路の修復でした。水路にたまった泥を取り除いて、再び水を流す作業でした。
ここでは岩国の米軍基地の若い兵隊さんが参加していました。
田んぼの所有者のお母さんの「ありがとう」の言葉を胸に帰路につきました。

7月の豪雨災害は広範囲にわたっています。
まだまだ息の長いセヴァが求められていると思いました。
サティヤ サイ ババの御言葉です。
『人は、他者に奉仕されることを欲するよりも、他者に奉仕する心構えでいるべきです。加えて、自分より高い地位にある人に奉仕することは、少しも賞賛に値しません。何しろ、高い地位にある人には従者に奉仕を命じることができるからです。自分と同じ立場にある人への奉仕も、褒めるに足るものではありません。奉仕は、自分より困窮している人や、世間から無視されている人に対してなされるべきです』
http://www.sathyasai.or.jp/mikotoba/discourses/d_19871119.html
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