2016年5月22日日曜日

下無田地区での聞き取りセヴァ報告3

OM SRI SAI RAM

被災された皆さま、ご家族、ご関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

昨日に引き続き、下無田地区での聞き取りセヴァに参加した Sis からのレポート第2回目です。

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○全壊 ご夫妻(60代)・息子さん同居
 
前回公民館でお会いした時に「もう3週間も車で寝ており体が痛いので手足を伸ばして眠れるテントが欲しい」と嘆願され、その当日近くのホームセンターで調達しお渡ししたご家庭でしたが、今回お伺いした時は、ご自宅前の道路沿いにテントが2張り設置されており「あの辛さから解放され、とても助かっています」と仰っておられました。
今回の地震で自宅が裏手にある河川の方へ傾斜してきており、今後度重なる余震で倒壊した場合、河川をせき止め上流が洪水になることを非常に心配されておられました。り災証明書を待っている間に倒壊してしまう可能性もあるため、早急に対応していただけるよう役所にもかけ合っておられるとの事でした。特に河川側にあるお風呂は日に日に地盤沈下しており、今後建て直しを考えておられるようですが地盤が心配なのでどうなるかわからないと、先が見えない不安を募らせておられるご様子でした。


○全壊 ご両親(70~80代)・息子さん夫婦とお孫さん同居 

前回公民館でお会いしご自宅まで案内していただいた時は、ご自宅周辺の樹木や塀等を油圧ショベルで取り壊されていました。そして、かなり家屋が傾斜し大変危険なため、その後家屋も解体すると仰っておられ、今後住む家がないこと(トイレがないこと)、お布団がないこと(家屋の中に入れず雨に全てが濡れてしまった為)、冷蔵庫がないこと等、今後の生活がとても不安であると仰っておられました。今回お伺いしました時は既にご自宅まで全て壊されており、ご夫妻は納屋での生活を余儀なくされておられました。息子さん夫婦とお孫さんはやっと近くのアパートに住むことができるようになられ、ご両親はお風呂と食事のみアパートで済ませ、夜は盗難防止のため納屋で生活をされておられました。
ポータブルトイレ・布団等は前回お伺いしたその直後にお届けしましたが、冷蔵庫は28℃近く暑くなる日もありこれから梅雨や夏の時期を迎えるため早急にお二人用の冷蔵庫をお届けする事になっております。(注記:既に「サティヤ サイ支援物資プロジェクト」で送付済)
今後建て直しの予定ですが、り災証明書待ちでいつまで続くかわからない盗難防止のための夜の納屋生活は、ご高齢のご両親には心身ともに大変お疲れのご様子でした。


○全壊 女性の親子さん同居(72歳・92歳)(72歳のご主人が、震災のための体調不良で入院後、お伺いした5日前に亡くなられ、前日に葬儀をされたばかり)

家屋は全壊のため、既に解体されていました。ご自宅があった所から徒歩1~2分位の空き地に、震災のため帰って来られた親戚の方があまりの現状にショックを受け「このままでは二人を残して帰れない」とお二人の仮住まいの家を建設中でした。その敷地内の隅にあった雨を凌ぐ小さな古い納屋も、トタンが錆びて雨漏りが酷く、ご高齢のお二人が必要のある度に納屋にあるビニール袋の中の衣類を取りに行かれている現状には胸が痛みました。
当日、衣類や家財道具を入れるクリアケースを必要な個数ホームセンターで調達しお届けしました。また敷地内にはトイレもなく仮住まいの家は板の間だったため、現在ポータブルトイレ(5月18日着)と畳を手配しているところです。
全てを無くされご主人も亡くされてお言葉の掛けようもありませんでしたが、ご本人は仮住まいの建設を傍らでひたすら見守っておられました。


つづく・・・
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サティヤ サイ ババの御言葉です。
『あなたの運命は快楽の頂上を究めることではなく、至福の頂上に登ることです。ダヤー(慈悲)とダルマ(正義)は、あなたを頂上まで、高く、高く引き上げます。ですから、この二つの性質を、どれほど小さな行為においても、自分に可能な限り精一杯実践しなさい』

http://www.sathyasai.or.jp/_archive/saimag/201304.month/3899.html
サマスタ ローカー(ハ) スキノー バヴァントゥ
すべての世界のすべてのものが幸せになりますように

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SSIOJ奉仕部
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